グローリーヴェイズの宿命
メジロ家末裔の心の声
今回は、私の100%妄想を書きます…。
「父はディープインパクト、曾祖母はメジロラモーヌ、メジロ家の末裔です。
4人兄弟の長男で、将来はGⅠを勝利し、種牡馬入りを果たしたいと思います。
私にはメジロ家を継ぐ使命があり、出来る事なら天皇賞(春)を勝ちたいです。」
良家の御子息、グローリーヴェイズ様の自己紹介(妄想)です。
印象は物静かですが、長男の責任感も持ち合わせています。
新馬戦で見せた口を割って少し掛かるシーンは、
若気の至りレベルで心配には及びません。
競走馬は、自分は今日のレースで何メートル走れば良いのか分からずスタートし、
騎手の指示を守りながらペースを維持し、
ムチが入ると加速し、ゴールします。
いつも同じような距離のレースを走っている馬は、
おおよそ体力の消耗具合やペース配分を学習しているかも知れませんが、
毎回違う距離のレースを走って、それなりの結果を出してしまうと、
距離適性に関しては手探り状態になってしまいます。
ましてやグローリー様は、
「メジロの末裔なら、当然長距離を走ってもらわないと」
「平成最後の天皇賞(春)にメジロ血統が出ないと盛り上がりません」
などと担ぎ出される事が運命付けられており、
本人も静かにそれに従う事を受け入れています。
ダービーよりも、春天。
成長が遅かったグローリー様を無理使いせず、万全のローテで春天へ。
淡々と日々の調教をこなし、年に何回かは京の都に出向き、
淀の庭園を1,2周回遊するといった生活を送る日々。
「背負う荷物が少しずつ重くなっており、長い距離は少々堪えます。」
私はそんなグローリー様の心の声を妄想してしまいます(重症ですね…)。
天皇賞(GⅠ)は出たくても出れるレースではありませんので、
精一杯走って欲しいですが、
たとえグローリー様が凡走したとしても世間はご子息を責めないで欲しいと思います。
でも真面目なグローリー様は一生懸命走り、嫌な顔ひとつせず淀を後にします。