愛馬パリンジェネシスが引退しました。
タートルボウル産駒の6歳牡馬、21戦5勝は良く頑張ってくれました。
出資しておきながら何ですが、
パリンジェネシスがキャロットクラブで募集されていた当時の記憶は、
正直地味な印象しか残っていません。
血統的にもサンデーサイレンスの血は入っておらず、
価格が安かったのと、母系がメジロ血統なので応援もあって出資しました。
地味な存在の割に厩舎は期待してくれていたようで、
実際には全5勝が川田騎手とのコンビという贅沢な待遇で、
清水調教師の強いこだわりがパリンをオープン馬へ導びいてくれた気がします。
川田騎手が騎乗する競馬場に合わせてレース選択していたようにも見えましたし、
その期待に応えるようにパリンも気合い入れて走っていました。
それでもまさかオープン馬に出世するなるなんて思いもしませんでしたし、
重賞で結果を残すまでは行きませんでしたが、
一戦一戦力を付け勝ち上がっていく姿を頼もしく感じていました。
個人的には最後に勝利したサンシャインSの安定感と強さに驚愕し、
いつかは重賞ウィナーになれるのでは?と夢を見ることもありました。
サンシャインSと同じ舞台…中山2500mの日経賞(GⅡ)に、
もしも不良馬場で出走できていたら、
パリンの大逃げが見られたかも知れません。
勝負ごとにタラレバはありませんので私の戯言でしかありませんが、
その先には日経賞と同じ舞台の有馬記念に出走する夢も見ていました(笑)
重賞ウィナーになるという叶わぬ夢のバトンは、
同じキャロットクラブ所属の6歳愛馬グローブシアターに託します。
愛馬グローブシアターがパリンの分も頑張ってくれると信じます。
同期のグローブもパリン同様、
条件クラスを勝ち上がり(パリンと同じ5勝)、
オープン昇格までのし上がった苦労人(馬)です。
グローブの血統はパリンと違いシーザリオ一族という一流ですが、
一族の中では兄弟たちと違ってひとつひとつ苦労して階段を上がってきましたので、
私の中では2頭を同僚でありライバルとして見ていましたし、
オープン馬として何とかひと花咲かせてやりたい気持ちがあります。
また引退したパリンの分まで1走でも多く現役生活を続けて欲しいです。
過去に2頭の対戦が直前で実現しなかったレースがあります。
2019年5月4日のメトロポリタンS、
レース直前で雹が降り中止、そのレース以降二度とチャンスは巡ってきませんでしたが、
今思うと見ておきたかったですね~。
去勢手術明けに結果を出せずに引退してしまったパリンと同じく、
喉の手術をして復帰を目指しているグローブがレースに出走する時は、
おそらくパリンを重ねて見てしまうでしょうし、
実際にグローブにパワーを与えてくれたら嬉しいのですが。
本日グローブは放牧から帰厩したようようですし、
函館記念あたりでパリンの分もひと泡吹かせて欲しいです!