お帰り、グローブシアター!
今週は妹のシーリアと一緒に中山遠征を予定、復帰を目指します。
6歳牡馬の愛馬グローブシアターが、
今週のAJCC(GⅡ)に長期休養明けで出走を予定しています。
一口馬主を始めて最初に、
自分が思い入れのある血統馬への出資が叶ったのが、グローブシアターでした。
グローブの母は名牝シーザリオで、キャロットクラブ所縁の血統です。
シーザリオは現役時代キャロット所属で、
牝馬ながら「青毛の格好いい馬だな~」とアメリカンオークスの勝利までを追っかけ、
すっかり魅了されてしまいました。
残念ながら6戦5勝で現役生活を終えることとなりましたが、
シーザリオの子供たちは第一仔からキャロットで募集されており、
徐々に活躍馬が出始め、今ではGⅠ馬3頭の母親として競馬史に名を刻んでいます。
もちろん子供たちへの出資(特に牡馬)には大抽選会が必須で、
私はシーザリオに出資していた訳ではないので母馬優先権はなく、
募集価格も私にとってはかなりハードルが高くなかなか踏み切れませんでした。
ただどうしてもこの血統の馬に出資を諦めきれず、
グローブシアターに申し込む際は、
ベタな表現ですが「清水の舞台」から飛び降りる覚悟で挑みました。
一つ上の全兄リオンディーズとは違い、
グローブの募集時は馬体が小さく敬遠されたのか、
例年より倍率は低かったはずで、運良く出資に至りました。
当選した時には、
飛び降りた清水の舞台下から一気にトランポリンで飛び跳ね、
さらに天へ舞い上がるくらいに喜んだ記憶があります。
出資者の醍醐味は入厩してからが本番なのですが、
まだ走るかどうかも分からない時点で、
出資権を得ただけで満足し切っている自分がいました。
グローブはエリート血統らしく
新馬戦を無難に勝ち上がったところまでは良かったのですが、
その後重賞では結果が残せず、クラシックにも縁がありませんでした。
気性的にも非常に大人しく、
いわゆるお坊っちゃま気質なのか闘争心があまりなく、
それでも素質だけで裏街道を勝ち上がり、オープン馬にまでなってくれました。
レースでも騎手が促さないと走らないのですが、
促すとそれなりに走り、それなりの順位でゴールする優等生?ではあります。
今週のAJCCでは、
長期休養を経てのレースになりますのでいきなり一変までは難しいとは思いますが、
変化の兆しを少しでも見せてくれたら嬉しいですし、
ぜひ石橋騎手の鼓舞に応えて欲しいです。
同日の中山12Rでは1歳下の妹シーリアが走ります。
リオンディーズとサトゥルナーリアのGⅠ兄弟馬に挟まれた、
肩身の狭い兄妹…と言ってしまうと語弊がありますが、
私が出資している2頭はエリート兄弟たちの陰に隠れて、
ひっそりと競走馬生活を過ごしています。
グローブシアターは重賞こそ勝てていませんが、
5勝しているグローブシアターや2勝のシーリアが肩身が狭くなる血族って、
本当に凄いですよね(苦笑)
グローブは確か道悪が得意だった記憶がありますので、
雨模様のコンディションが追い風になればいいのですが、
とにかく今週は日曜日の中山競馬11R・12Rの兄妹の走りに注目です!