ネオリアリズム
インディチャンプの叔父さん
15年間の出資馬で唯一のGⅠ勝ち馬が、キャロットクラブ所属馬の
ネオリアリズム(牡、父ネオユニヴァース、母トキオリアリティー)でした。
昨日のマイラーズカップ(GⅡ)に出走し、
残念ながら4着だったインディチャンプの叔父という事もあり、
ネオリアリズムという馬のことを少し振り返りたいと思います。
募集馬カタログで「トキオリアリティーの11」を見て
その栗毛の雄大な馬体に惹かれて申込みました。
兄のリアルインパクトはすでに活躍しており
安田記念(GⅠ)を勝っていましたので出資できるか不安でしたが、
何とか抽選の結果出資が叶いました。
管理されていた堀調教師は、期待をしつつも慎重な調整を続けながら、
デビュー前から引退するまで気性や馬体のケアを最優先に考えてくれていました。
500kgを超える筋肉質な馬体が躍動する走りを毎レースで発揮出来れば、
GⅠでもっと活躍出来るのに…と歯がゆくなるほど
ネオは気性と体調のコントロールが難しくスタッフはとても苦労されてました。
当初から1800~2000mのレースを中心に使われ、
実際重賞3勝は2000mが2回、1800mが1回でした。
マイルCS(GⅠ)の3着はあるものの、1600mでは未勝利。
気性と距離適性の法則?はネオには
無関係だったようです。
レースでのコントロールが難しい事もあってか、
2勝目までは戸崎騎手でしたが、あとの6勝は外国人騎手で、
ネオとの相性をまずは優先し、騎手選びにもいつも慎重でした。
堀調教師の期待と不安の現れだったのでしょうか。
現在は豪州で種牡馬生活。
どんなやんちゃな仔が生まれてくるのか楽しみです。
甥にあたるインディチャンプも血筋なのか、気性の激しいやんちゃ坊主…。
昨日の負けたレースでは「怒っていた」と福永騎手はコメントしましたが、
レース前の調教では「唸っていた」らしいので、
ネオ叔父さん同様、
今後も激走とオーバーヒートの繰り返しに振り回されそうです(笑)