2019年度募集馬についての独り言…「シルク編~ピクシーホロウの18」
新種牡馬モーリス産駒が6頭募集されます!
シルクホースクラブの2019年度の募集馬リストに、
新種牡馬モーリス産駒の馬が6頭もいます。
モーリスは、国内・香港で計6つのGⅠレースを制した名馬とは言え、
新種牡馬産駒がいきなり6頭(牡馬3、牝馬3)も募集されるというのは、
現役時代の実績は言うまでもなく、
それだけ種付数も多く種牡馬としての期待も大きいのかなと思います。
モーリスはクラブ所属馬ではありませんでしたが、
4歳下の全弟ルーカス(メジロフランシスの15)はシルクで募集されました。
兄と同じ堀厩舎へ委託予定でしたし、当時かなりの人気を集めました。
私も意気込んで申込んだものの抽選であっさりと外れてしまいました。
モーリスは1600m芝では鉄壁の成績を残し、
安田記念とマイルCSは当然制してますし、香港でもマイルGⅠを2勝しました。
マイル以外のGⅠは引退前のラスト2走、秋の天皇賞と香港カップで、
これまた中距離の最高峰レースをいとも簡単に勝ってみせました。
ただ、マイルの勲章だけではもの足りず、
2000m芝の重賞路線にシフトしたのが2016年の札幌記念(GⅡ)。
同堀厩舎所属のネオリアリズム(出資馬でした)が逃げ切り、
モーリスは敗れネオにとっては記念すべき初重賞制覇となりました。
ネオに騎乗していたルメール騎手のしてやったりのガッツポーズが浮いてしまうほど、
モーリスの負けで札幌競馬場は不穏な空気で包まれました。
GⅡで負けるわけがない、と誰もが思っていましたし、
モーリス、ネオリアリズムともに管理していた堀調教師が
一番複雑な心境だったのではと察します。
しかしその後何も無かったかのように2000mのGⅠを連勝し、
中距離での強さも見せつけ引退しました。
競争馬としてもオールラウンダーでしたので、
産駒たちもある程度距離には融通が利くのではないかと想像しますし、
キャロットクラブの会報誌6月号では、
モーリスの魅力・種牡馬としての期待の大きさが紹介されていましたが、
簡単に言うと「頑強さと柔軟性」が備わっている優等生らしいです。
(これこそ最強では?)
今回募集のモーリス産駒6頭のうち牡馬が3頭、そのうち2頭が栗東入厩馬です。
6月15日に、委託厩舎・募集価格が公式発表となり、
まずは栗東入厩馬がどうしても検討の対象となってしまいます。
その2頭のうち音無厩舎委託予定のピクシーホロウの18が、
5月14日の遅生まれですが、一口価格も手頃で面白そうだなと思いました。
現在インディチャンプでお世話になっている音無厩舎というのも
縁を感じる1頭だと思いました。